清音語録とは 日々さまざま想うことをさざ波の会員に書いていただき 皆さんの研究材料にしていきたい。
そんな思いをこめてはじめました。
清音語録 5
ものさし
今持っている そのものさしは 自分自身の思考である
今その瞬間の思考である
そのものさしで人を図ることはできない 図るべきではない
自分自身も他の人も ものさしの長さ かたちは変化するものである
成長していくものである 人を侮ってはいけない
自分自身も決めつけてはいけない
いつでも そのものさしと真摯に向き合うことが大事である
最後にこんな言葉をきいたことがある
一つは 自分は答えを知っているという傲慢さ
もう一つは 自分のものさしで判断する偏見
傲慢と偏見が目を閉ざしている
2017年2月
清音語録 4
重さ
重さを求めると堅さにつながる
柔らかさを求めて それを続けると
いつか重さを手に入れることができる
強さを追求すると人は余裕を失い
弱さに向き合えると人はやさしくなれる
2015年4月
合氣道さざ波 道場長 渡邊清志
清音語録 3
自分を見失わないように
自分を見失わないように稽古をする
相手を力まかせに投げようとすること、
倒そうとすることは
もっとも大事な身体の感覚を鈍くする
その状態が自分を見失っていることである。
また 受けも技をさせないようにとか
押さえつけようとすることが
身体を硬くし隙がうまれる
その状態が自分を見失っていることである
一人で稽古をしている時
相手を前にした時
事に臨んだ時
自分を見失っている稽古をしていないだろうか
最後に師範の言われる
『ゆるゆると見えて 隙がないように』と
これからも自分を見失わないように
稽古をしていきたい。
2014年5月
合氣道さざ波 道場長 渡邊清志
清音語録 2
積み重ね
私は合気道において良い積み重ねが
できているのだろうか?
時々自分自身に問いかけてみる。
良い積み重ねとは何だろう。
私が思う良い積み重ねとは一年後、
五年後、十年後の自分自身が
楽しみになるような稽古をしているか
どうかだと思っている。
しかしまた反対にうまくいかない時に
何をどのように積み重ねるかも大事に
なるとも思っている。
〔何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばし、やがて大きな花となる〕
一年一年の積み重ね、
一日一日の積み重ね、
私たちが白い畳に足を
入れた瞬間から一瞬一瞬の積み重ねに心を集中する。
今! その瞬間を大事に稽古をする。
私が合気道をする上でもっとも
大事にしていることがそこにある。
〔一瞬一瞬の積み重ねが取り返しのない道を究める〕
これからも終わりのない修行をしていく覚悟である。
2012年12月8日
合氣道 さざ波 道場長 渡邊清志
清音語録 1
遠藤征四郎師範滋賀講習会を終えて
2012 遠藤征四郎師範滋賀講習会を
無事終えることができまして 私が感じたことを
少し振り返りたいとおもいます。
まず 稽古に向かう姿勢を教えていただきました。
相手を倒そうとする気持ちより、
まず自分自身がどうなっているのか?
自らを感じ、相手を感じることだと教えていただきました。
次に受身に対する問いかけです
正面打ちの仕方 面打ちをするにしても
力が入りすぎた打ち方ではなく、
自分自身がしっかりした位置にいて、
なおかつ余分な力がないほうが良いと。
相手を打たなければと思い 力が入りすぎ
自分が崩れているのがよくみられる受身ではないでしょうか?
力があるから、堅いから強いのか?
力がないから、柔らかいから弱いのか?
皆様はどう感じましたでしょうか?
道場外にいたら何でもありです。
〔 事に臨んで心動ずることなかれや 〕
遠藤師範は私たち 合気道を志す者に
沢山のことを問いかけていただいています
皆さん、稽古を通じて共に考えていきましょう !
この続きは来年
皆様にお会いできますこと楽しみにしております。
2012年 10月7日
合氣道 さざ波 道場長 渡邊清志
道場長 渡邊 清志